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院長インタビュー
医師である父に助けられた幼少期
「病気で苦しむ人の力になりたい」という想いから医師の道へ
医師を目指したきっかけは?
父が医師をしていたのでその影響が大きいと思います。子どものころの私は体が弱かったので、父の世話になることも多かった記憶があります。そうした経験もあり、「病気で苦しむ人の助けになりたい」と、いつの間にか思うようになりました。結婚・出産後も仕事を続けていきたいと思っていたので、資格のある職業という点からも自然と医師を目指していました。
医師としては「自分で診断して自分で治したい」という気持ちが強くありました。眼科の診療の多くは科内で完結しますので、そうした点が眼科を選んだ理由です。昔から手先の器用さには自信がありましたので、その特技を活かしたいという気持ちもありました(笑)。
開業のきっかけは?
父の医院を兄が継承開業することになったのが大きなきっかけです。
もともとは兄だけが開業する予定だったのですが、兄妹でそれぞれ医院を運営することで、互いにスムーズに紹介し合えるといった相乗効果が生まれますし、地域の皆様に寄り添った医療をご提供したいという想いもあり、父の代から縁のあるこの高槻の地で「なかつぼ眼科」を開院する運びとなりました。そのため、父が院長を務めていた「医療法人碧水会 大津医院」の建物を取り壊し、新たに兄が院長の「大津耳鼻咽喉科 ボイスクリニック」と私が院長の「なかつぼ眼科」の入る建物を建築することにしました。
兄妹それぞれのクリニックが同じ建物にあるのですね?
そうです。眼科で診る症例の中には耳鼻咽喉科での検査・治療が必要になるものもあります。とくに花粉症などは、眼科と耳鼻咽喉科のどちらにかかるべきか悩む方も多いと思います。ご来院いただいた患者様のお悩みを的確に解消するのが当院の役割ですので、処置ができないからといってお話も聞かずに診察を終えるようなことはいたしません。
兄の耳鼻咽喉科をはじめとしたさまざまな医療機関と連携しておりますので、当院での対応が難しい症例でもスムーズかつ適切なご紹介が可能です。どんなお悩みでもしっかりとお話を伺い、それを解消するための方法を考えますので、目の症状があればご遠慮なく当院へご相談ください。
白内障日帰り手術・緑内障レーザー治療を実施
ドライアイの根治が可能なIPL治療も行っています
なかつぼ眼科のコンセプトは?
眼科は30~40代の受診が少ないと言われています。お仕事や子育てで忙しい世代だとは思いますが、目の疾患に年齢は関係ありませんし、放置すると重篤な症状を招くこともあります。ちょっとした不調に大きな疾患が隠れていることもありますので、目の異常を感じた際は早めの受診をおすすめします。お子さんや親御さんと一緒に受診いただき、「困ったことがあったら気軽に相談できる眼科」であることが当院の理想です。
なかつぼ眼科の診療の特徴は?
当院の診療の特徴として、「先進的な技術」と「患者様一人ひとりに寄り添ったケア」の両立が挙げられます。
私の専門である白内障につきましては、入院が不要で当日ご帰宅いただける「日帰り白内障手術」を行っています。また緑内障に対しても切開手術と比べてリスクの低い「緑内障レーザー治療」を行っています。
さらにドライアイの新しい治療方法である「IPL」も行っていて、これは現在世界で唯一のドライアイが根治可能な治療と言われています。加えてIPLではしみ治療も行っており、目の健康だけでなく理想的な美しいお肌の実現もサポートいたします。
こうして専門的な治療を行いつつも、地域のかかりつけ医としての役目を担うために、白内障や緑内障、ドライアイに限らず、さまざまな目の症状・お悩みにお応えしております。
治療の際に大切にしていることは何ですか?
治療によって患者様のお悩みを的確に解消するのは当然ですが、それだけでなく、治療時の不安や負担を最小限に抑えることも大切に考えています。そのためにも丁寧でわかりやすい説明を心がけて、高性能な医療機器を積極的に導入しています。
医療機器は日進月歩で、それに伴い治療方法も多様化しています。そのため導入する医療機器は、時間をかけて慎重に選定しました。
近視抑制に効果的な「オルソケラトロジー」
お子さんの視力が心配な方はお気軽にご相談ください
小さなお子さんへの治療にも力を入れている?
そうですね。私自身、子育て中ですので、小さなお子さんの対応には慣れています。なので「ちゃんと診察が受けられるか心配」という保護者の方も、安心してご来院いただければと思います。
小児眼科ではどのようなご相談が多いですか?
ご相談内容は多岐にわたりますが、近視などお子さんの視力に関わるご相談が多いという印象です。当院では小児の近視抑制に効果的な「オルソケラトロジー」という治療を行っており、これにより日中は裸眼で生活することが可能になります。お子さんの視力が心配な保護者の方は、一度お気軽にご相談ください。
なお、オルソケラトロジーは大人の方にも受けていただけますので、「昼間、眼鏡・コンタクトレズなしで過ごしたい」という方も併せてご相談ください。
お子さんを診る時、注意していることはありますか?
子どもは大人とは異なり、自分の目の症状や問題を正確に説明するのが難しい場合があります。それに診察室や医療機器に対して、不安や恐怖を感じることも少なくありません。そのため小児眼科では、お子さんがリラックスして診察を受けられるように、雰囲気づくりに心を配っています。
また保護者の方には、お子さんの目の状態や治療計画についてわかりやすく丁寧に説明し、不安を和らげるように心がけています。子どもの視力の問題は早期発見が重要ですので、学校の検診で異常を指摘された時や、日常生活で気になることがあった場合は、そのままにせずに当院へご相談ください。
重要な感覚器官である“目”
曇りのない視野と将来のために早めの治療を
眼科への受診をためらわれている方にお伝えしたいことは?
目を治療することへの不安や仕事の忙しさから、眼科の受診を躊躇してしまう方もおられると思います。しかし、目の症状は「物の見え方」に影響を与えますので、放置することで日常生活に大きな支障をきたす可能性もあります。
症状がひどくなる前に治療を行うことが大切ですので、当院は「どなたでも気軽に通える眼科」でありたいと思っています。患者様の不安に寄り添ってしっかりとお話を聞き、疾患や治療についてはできるだけ丁寧にご説明させていただきます。単に言葉で説明するだけではなく、資料や画像なども活用しながらお伝えしますので、不安なことは何でもご遠慮なくお尋ねください。
最後に、サイトをご覧の方にメッセージをお願いします
目は外部からの情報を得る重要な器官です。日常の情報量の大部分は目から得ているとされていますので、目の機能が低下すると日常生活に大きな支障をきたすことになります。健康で快適な生活を維持していただくためにも、普段から目の状態には気を配っていただきたいです。
しかし、目の疾患を自覚することは意外と難しく、「単なる目の疲れだと思っていたら病気だった」「かなり進行して初めて病気が分かった」というケースも少なくありません。目の症状は治療で抑えることができますが、低下した機能を元に戻すことは困難です。目の治療は早期発見・早期治療が重要となりますので、少しでも目の異常を感じた際はお気軽に当院へいらしてください。