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お子さんの近視矯正はなかつぼ眼科へご相談ください
世界的に近視の人口は増えており、中でも日本は近視の人口がとくに多いとされています。近視の進行のピークは、小学校の中・高学年とされていますので、できるだけ早めに近視矯正をはじめ、強度の近視への移行を防ぐことが大切です。
近視の原因
近視には、遺伝的要素と環境要素の両方が関係しているとされています。主に学童期(6~12歳くらいまで)に進行し、20代の前半頃には症状の進行が安定する傾向にあります。しかし、30代になっても緩やかに悪化が続くこともあります。
遺伝的要因
両親のどちらかが近視だと、子どもが近視になる確率が上がるとされています。とくに強度近視へ移行するかどうかは、遺伝的な影響が強いと考えられています。
環境要因
近い距離を長時間見続けることで近視になる可能性が高まります。とくに対象と目が近い距離で長時間の作業(パソコン・スマートフォンの操作、勉強、読書など)を行うと目に負担がかかりやすいため、近視が進みやすいと言われています。
近視の予防
遺伝的要因は変わることはありませんが、環境要因による近視の進行は、生活習慣の見直しによってある程度予防することができます。とくに成長期の間は、目と近い距離で作業をしないことを意識しましょう。
子どものうちから視力低下を防ぐための習慣を身につけることで、目にかかる負担を軽減することができ、環境要因による近視の予防に効果が期待できます。
近視の予防のために心がけること
- スマートフォンやゲーム機と目の距離は30cm以上空ける
- 長時間の視作業を行うときは、30分ごとに休憩を取る
- 勉強をする時は明るいところでする
- 成長に応じて椅子や机の高さを調整する
- できるだけ外で遊ぶ
- 定期的に検査を受ける
当院の近視矯正治療
当院ではオルソケラトロジーによる近視矯正治療を行っています。治療中は経過観察のために、定期的な通院が必要となります。
オルソケラトロジー
「オルソケラトロジーレンズ」という特殊な形状のハードコンタクトレンズを使用し、角膜の形を変えることで近視を矯正する治療法です。レンズの装用は夜間の就寝時のみですので、日中の矯正が不要になることが大きな特徴です。起きている間は裸眼で過ごせるため、眼鏡の使用を嫌がるお子さんの近視矯正にも向いています。
メリット
- レンズの装用は就寝時のみで済む
- 手術が不要
- スポーツをするお子さんの近視矯正にも向いている
- 治療の途中で中断ができる など
デメリット
- 見え方の安定に時間がかかる
- 目の状態によっては適用できない(強い近視、乱視、斜視があるなど)
- 毎日の装用とレンズの洗浄が必要となる
- レンズのケアを怠ると、感染症のリスクがある など
低濃度アトロピン点眼治療(マイオピン)
低濃度アトロピン点眼液(マイオピン)を、毎日就寝前に点眼する治療法です。薬の副作用がなく、毎日1滴の点眼で済むため、コンタクトレンズの使用に抵抗があるお子さんでも無理なく治療を進めることができます。
ただし、マイオピンには症状の進行を抑制する効果しかないため、視力自体を矯正することはできません。
メリット
- 治療は就寝前の点眼のみ
- 1日1回、1滴だけで済む
- コンタクトレンズの装用が不要 など
デメリット
- 眼鏡やコンタクトレンズによって視力の補正が必要となる